鍵屋の鍵猿TOP > 防犯対策のススメ
防犯対策のススメ
平成25年時点での空き巣など住宅侵入認知件数で全国第一位の地域は愛知県です。世帯数あたりの件数からいってもワースト1となっています。
東京や大阪などの首都圏では一人暮らしの世帯が多いため世帯数当たりの件数は少ないですがそれでも東京が4520件で全国三位、大阪は3451件と全国で6位となっています。2位が千葉で4903位と首都圏や人口密集地での犯罪が多発していることがわかります。
犯罪の被害に遭う事のないように日頃から防犯意識を持ち、対策を心がけましょう。
鍵を植木鉢の中や郵便受けに隠しておくことは危険です。取り出したり隠したりするたびに危険が増します。
また、ちょっとした油断が空き巣被害の元になります。近所へ買い物に出るとき、ゴミ出しをするときにもかならず施錠する習慣をつけましょう。空き巣の一番の侵入経路は窓からなので外出時はかならず窓の施錠をチェックしましょう。
また、安全はタダでは手にはいらないものです。安心な暮らしを確保するための相応のコストを惜しまないようにするのが防犯対策の重要なポイントです。
防犯におすすめのカギ
ディンプルシリンダー
ピッキング防止に適しているのはディンプルキーと呼ばれるタイプのシリンダーキーです。KABA社のカバスターネオなどが代表的です。
ピッキングによる解錠を防ぐ複雑なシリンダーの構造になっています。また、鍵違い数も1300億以上とこれまでのシリンダーキーとは比べ物にならない数となっいて、不正な複製を防ぎます。
裏表どちら側からいれても解錠できるので誰でも使いやすいバリアフリーな設計がされています。
電子錠(デジタルロック)
オフィスなどで使われていることが多い電子錠も近年より性能が高まり、最近では一般家庭でも導入されるようになってきました。
カードや電話番号、テンキーでの暗証番号による認証で解錠するタイプが一般的です。指紋認証などのキーもあり、鍵を持ち歩く必要がないのが利点です。会社など複数の人が立ち入る部屋の鍵として取り付けるのに適しています。入退室のデータを管理したり、遠隔操作で解錠をすることができるのも便利なポイントです。
不正な解錠に対してはアラーム機能が発動します。大きな音がなるのでもぎ取りや侵入を防ぎます。また、間違った番号を続けて入力すると入力が遮断される機能も防犯対策に便利です。
補助錠
空き巣は時間をとられることを嫌います。多くの場合、侵入に5分以上の時間がかかるとそこで諦めると言われています。
補助錠をとりつけることによって破錠の時間をかせぐことができます。針金等を差し込まれてもピッキングができないタイプのものやドリルやバールによる破壊にも耐えられるほどの頑丈な補助錠があります。通常の開き戸のほか、引き戸に取り付けるタイプのものや窓に取り付ける補助錠もあります。
補助錠の他にサムターンカバーなどサムターン回しを防ぐ防犯グッズや警報器付きのセンサーをドアや窓付近に取り付けるのも効果的です。最も多い侵入経路は窓と言われているので窓ガラスを強固にしたり防犯カメラを取り付けるなどの対策も考えてはいかがでしょうか。
防犯に向かないカギ
ピンシリンダー
片側だけがギザギザしているピンシリンダーと呼ばれるカギは昔から使われていて一般的に浸透しているタイプのものです。古いマンションやアパートにお住まいの方ならこのピンシリンダーを使っている可能性が高いです。
しかし一般に浸透している分、空き巣に狙われやすいものです。
鍵穴が浅く少ないのでピッキングしやすいカギです。こちらをお使いの方は防犯性の高いカギに交換することをおすすめします。
ディスクシリンダー
ディスクシリンダーは数十年前までは価格も安かったために大量に製造され一般に普及しました。しかしピッキングしやすい鍵であったために空き巣などの犯罪の格好の餌食になり、いまは防犯に不向きな鍵と言われています。警視庁のホームページなどでもディスクシリンダーやピンシリンダーは防犯性能の低い鍵として紹介されていて交換をすすめています。築20年以上経っているようなマンションやアパートだとこのタイプの鍵が使われている可能性が高いです。両側がギザギザしていて中心に溝が入っている、シリンダーが「く」の形になっている鍵はただちに交換を検討して下さい。